時間の伝え方⏰

業務

時間表記には「12時間制」と「24時間制」がありますが、あなたは現場でどんな時間表記を用いていますか?


それぞれ見ていきましょう。

 

12時間制、24時間制

12時間制
「午前」または「午後」という表記を頭につけて時間を0時〜12時で表す言い方。
(例)午前8時、午後8時

 

24時間制
時間を0時〜24時で表す言い方。
(例)8時、20時
※時間だけ見れば0時と24時は同じだが、厳密には表す「時」は違う。
1月1日24時とイコールなのは、1月2日0時。

 

 

12時間制も24時間制も言い方が違うだけで結局は同じ時刻を指しているのには変わりありません。

 

注意点

12時間制を用いていて、午前なのか午後なのかいつも感覚で通じ合っている人たちもいるのかもしれませんが、自分の周りが全員通じ合えるわけありません。

 


話し手は午後8時のことを言おうとして「8時」とだけ伝えてしまったら、聞き手は午前8時と勘違いするかもしれません。

 


医療現場でもそうです。
例えば、、
「ロキソニンの最終内服は8時」と申し送りあり。

深夜帯に疼痛増強を訴えた同患者に対し、23時にロキソニンを内服させた。

申し送りした側は「午後8時」という意味で伝えたつもりだったが、聞き手は「午前8時」だと勘違いし投与間隔はあいていると思い内服させてしまった。

このように時間の伝達ミスで起こりうる事象はいくつもあるので注意が必要です。

ミスを回避するためには

①自分が伝える側の時は必ず24時間制で伝える。(0時〜12時の場合は、「午前」と前に付けてあげれば間違いない)


②相手がもし0時〜12時の時間を言ってきたら、「午前」か「午後」かを確認する。相手が24時間制で言っているとは限らないので。

これは医療現場だけでなく日常でも大切なことだと思いますので、間違いのないよう自分で工夫をしていく必要があります。

 

最後に

伝達ミスによるインシデントは意外と多いものです。


交代しながら24時間通しで動いている医療現場だと特に起こりやすいインシデントだと思います。


医療現場では患者の命を預かっているということを常に念頭において業務していきましょう。

 

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