医療現場で6Rと同じくらい用いられる5Sという言葉。今回は5Sについて解説していきます。
5Sとは
5Sとは、整理、整頓、清潔、清掃、躾(しつけ)の5つのことを指し、「徹底して無駄をなくし、職場の課題解決を行なっていく」という目的で作られたものです。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
整理
必要なものと不要なものを区別して、不要なものを捨てること。
整頓
必要なものを決められた場所に置いておくこと。
清潔
常に汚れのないきれいな状態にしておくこと。
清掃
職場を掃除してきれいな状態に保つこと。
躾(しつけ)
決められたルールを実行できるように習慣づけること。
になります。
5Sができていないと、、
ではこの5Sができていないと、業務にどんな支障がでるでしょうか。
・机の上が散らかっていると、仕事が捗らない。作業効率が悪くなる。
・複数の患者の書類があると、患者間違いの危険性がある。
・掃除されていなくて自分のワークスペースが汚いと、仕事のモチベーションが上がらない。
・この書類の定位置はここ。のようなルールがないと、その書類を探す時にいちいち探すことになる。
苦手な人は、、
そうは言っても、どうしても片付けが苦手。という人は一定数いると思います。
そんな方達はまず、
①タスクが重なる時はジャンル毎にクリアファイルに入れる。
②退勤前に自分のワークスペースをきれいにしてから帰宅する。
ここからやってみましょう。
単発ではなく毎日です。
このくらいなら続けられそうですし、慣れてくると義務ではなく自然とできてきます。
この①と②が自然とできるようになってくれば、常に5Sを意識しながら業務できるようになってきます。
まとめ
これまで5Sについて話してきました。
5Sって一言で言えばただきれいにするというイメージだと思いますが、その詳細をみるとそれだけではありませんね。
↑のようなことを考えると6Rと並ぶくらい大切なことだとわかります。
6Rは「安全に投与する」ために、5Sは「安全に効率的に業務する」ためにあるものだと僕は思っています。
これを機に自分のワークスペースを見直してみてはいかがでしょうか。
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