看護師における報連相の必要性

業務

報連相とは

社会人なら「報連相」という言葉を聞いたことがあると思います。

 

報:報告

連:連絡

相:相談

 

それぞれの頭文字をとって繋げたものになりますね。

 

それぞれの定義はというと、

 

報告:告げ知らせること。ある任務を与えられた者が、その経過や結果などを述べること。

 

連絡:気持ちや考えなどを知らせること。情報を互いに知らせること。

 

相談:どうするかを決めるために話し合うこと。問題の解決のために話し合うこと。

 

とあります。

 

 

それぞれがなぜ必要かというと、「個人で動いているわけではないから」ですね。

看護師で使う場面

続いて、看護師業務において使われる場面を紹介します。

報告

・重症患者の状態報告
・何らかの処置後の患者の状態報告

 

連絡

・会議での決定事項伝達
・病棟で決まった取り決めの伝達

 

相談

・薬剤について、薬剤師に相談
・看護ケアについて上司に相談

 

などがあるかと思います。

報告ができていないと、状態が悪い患者の情報共有ができなかったり、医師への状態報告が遅れたり、実施済みの薬剤投与をまた別の人が投与してしまったら重複投与になってしまう。

 


連絡ができていないと、会議や病棟カンファレンスなどで決まった事柄の運用ができなくなってしまう。


相談ができていないと、知識が曖昧で自信がない処置を自己判断で施行してしまいミスに繋がる。

などと、安全な業務遂行ができなくなってしまいます。

まとめ

報連相は似ていますがそれぞれ少しずつ違います。

ただざっくりまとめると、要はよく話し合いながら業務しましょうということです。

自分一人で患者をみているわけではないんですから当然ですね。

上司が忙しそうだから話しかけにくいな、などと思うこともありますが、自分が怒られてでも患者への安全な看護の提供が最優先です。

忙しそうという理由で躊躇するところではありません。

 

簡潔にわかりやすく伝えればそこまで相手の時間を奪うことはないので自分の伝え方次第です。

要点を押さえて物事を簡潔に伝えるには工夫・鍛錬が必要です。

 

時に嫌な顔をされながら、時に怒られながら学んでいき、スムーズに報連相できるように頑張っていきましょう!

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