はじめに
看護師なら各部署定期的にカンファレンスがあると思います。
患者に関するカンファレンスではなく、業務に関することなどを看護師間で話し合うカンファレンスの方です。
「スタッフカンファレンス」と言うところもあるでしょうか。
今回はそのカンファレンスについて書いていきます。
看護師が行なうカンファレンスについて
カンファレンス(conference)とは、
→会議、協議会、相談のこと。とあります。
病棟カンファレンスで話し合う内容・項目としては、主に共有事項や業務改善などがあるかと思います。
①.○○のやり方は効率が悪いから△△というやり方はどうか。
②.患者からこんな意見が出たからみんな気を付けていこう。
③.○○委員会でこんな決め事ができました。
④.最近、○○の業務がみんな抜けがちだから気を付けていこう。
などでしょうか。

①については、誰かが意見を出してくれたら、その意見に対して他の看護師の意見も聞く。話し合いの結果、それがいい方向にまとまれば実践に移る。
という流れでカンファレンスが進んでいきますね。
①のような業務改善案に関しては、中途採用者が力を発揮しやすい場面だと思います。
他の病院の経験をもとに、新たな職場でも適応できるものが何かしらあると思います。
病院によってやり方は様々です。
薬一つとっても、確認方法(何と照合するか)、確認時間、誰が投与するか、どのように管理するか、
など。違うことが数多くあると思います。
そこで、前の病院のやり方の方が安全で効率的に行なえるというものがあるのならそれを意見して運用変更に繋げていくべきです。
良くないカンファレンス
前の章では理想の病棟カンファレンスについて書いていきました。
次にこの章では、逆に良くないカンファレンスについて僕の経験談も踏まえて書いていきます。
①.伝達事項だけで終わる。
②.その職場経験の長い看護師がいて、今までこれでやっていたからと古のやり方を主張する人が病棟の権力を握っており、新しいやり方を全く受け入れない。
③.現状維持派が多数いて新しいやり方に賛成しない。新しい意見が出ても、「要検討」とその場を終わらせてしまう。
④.言いたいことをぶち撒けるただの愚痴り合い。
恥ずかしながら、僕が経験したことのある内容も入っています。
ここに挙げたものはそもそもカンファレンスではありませんね。
カンファレンスとは、会議や話し合いです。
考えが古い方って一定数いて、なるべく今のままで。と考えています。
もちろん今のやり方が全く無駄がないというのなら言うことはありませんが、必ずしもそうとは言えないんじゃないでしょうか。
もっと病棟全体が効率よく回るのなら、もっと安全に看護業務ができるのなら、、新しいやり方を始める方が得策だと思います。
当然新しいやり方に慣れるまでは大変かもしれませんが、それは最初だけです。慣れるのに時間がかかるのならそれは効率が良い方法だとは言えないからです。
まとめ
「はじめに」でも言いましたが、カンファレンスとは会議、話し合いです。
ただでさえ人手不足で忙しいと言われている看護業界です。
忙しい中、貴重な時間を割いて行なうカンファレンスで良い意見が出ても何一つ変わらないのなら本末転倒です。
時間の無駄です。
みんなで意見を出し合って職場環境を高め合っていくために行なっているんですから。
もしあなたの職場で意味のないカンファレンスをしているのならば、まずは「カンファレンスとは」について投げかけてみるのはいかがでしょうか。
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